[はじめに] バックアップの重要性
ハードディスクは消耗品です。CDやDVDは必要な時だけドライブに入れて、使い終わったらケースに入れて保存するのに対し、ハードディスクの場合PCの起動中は常に稼動しっぱなし。大切なデータを保存しておくのに、これほど適さない場所はありません。
最近では、インターネットの普及に伴い、ソフトウェアのダウンロード購入も当たり前になってきました。必要な時、手軽にネットで購入できるのは大きな魅力ですが、ハードディスクが壊れてしまうと、せっかく買ったソフトウェアも消滅してしまいますよね。パスワードがあれば再度ダウンロードすることも可能だと思われますが、壊れたディスクにパスワードが記載されているメールが保存されていたら・・・回復するための手間は計り知れません。
また、パッケージで購入し、手元にインストールCDがあるソフトウェアでも、インストール時にアクティベーションを求めるものが増えており、昔のように「PCが不調になったらOSを再インストールして、アプリケーションのCDを何度も入れ替え」というような手段だけでは復旧できないのが現状です。
ここ数年でハードディスクの容量は劇的に増大しました。大容量のディスクが安価に手に入るのは歓迎すべきことですが、一体どれくらいのユーザーが、トラブル時の被害も比例して大きくなることに気づいているでしょうか。ハードディスクのバックアップは、ウィルス対策、個人情報の保護と同じくらい重要であることを認識すべき時が来ています。
☆ ファイルをコピーするだけでは駄目?
作成した文書、保存した画像、音楽、ムービーなどのデータは、CDやDVDにコピーするだけで安全にバックアップ可能です。
しかし、アップデータやパッチによって拡張、修整されたアプリケーションやOSのバックアップは非常に困難。インストールし直して、パッチをダウンロードし、オプションやユーザ設定を元に戻せば以前の環境に戻せるかもしれませんが、一体どのくらいの手間がかかることでしょう。
復旧に必要なファイルをWindowsのシステムディレクトリから必要なファイルを見つけ出してコピーしておくという手もあるかもしれませんが、多くの場合、そんな手段で復旧を試みればシステムはますます不安定になります。
じゃあ、どうすればいいの?ここでは、最近新しくバージョンアップした、大人気バックアップソフトをご紹介します。
(Sけん)