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ますます使いやすい!「Digital Image Pro 2006」を徹底解説 Digital Image Pro 2006 |
2005.08.26 |
そうしたデジカメ写真の楽しさを丸ごと味わうためのソフトが「Microsoft Digital Image Pro 2006」だ。写真整理ソフト「Digital Image Pro 2006 Library(以下、Library)」とフォトレタッチソフト「Digital Image Pro 2006 Editor(以下、Editor)」が統合されたソフトで、写真の取り込みから整理、補正、加工、印刷までを行える。まさに、デジカメ写真にまつわるすべての作業を行える「オールインワンソフト」だ。
■「Library」で大量の写真を簡単に管理する
大量の写真をエクスプローラで管理しようとすれば、わかりやすくするために階層の深いフォルダ構成にしなければならない。これは非常に面倒だ。しかし、「Library」を使えば、フォルダで管理する必要はない(もちろんフォルダを使ってもよい)。では、何で管理するかというと、
デジカメが自動的に付ける無機的なファイル名も、写真の区別を面倒にしている要因のひとつ。「Library」では、複数ファイルを一括リネームすることが可能で、写真のサイズやファイル形式の一括変換も行える。さらに、保存履歴から新しい写真だけを追加保存するという機能も備えている。 最小の手順で最大の効率を上げられる写真管理ソフト──それが「Digital Image Pro 2006 Library」だ。 ■高度な補正機能で写真をより美しく
例えば、上に挙げたようなケースは、「明るさ」「コントラスト」を調整することで補正できる。あるいは「レベル」調整を行うことで、意図した通りの画像が得られる場合もある。「Editor」は、こうした補正機能を豊富に備えており、「色合い」「彩度(色の濃さ)」を自在に調整できるようになっている。 また、構図のバランスが悪かったり、被写体の手前に余計なもの(他人の頭の一部など)が写り込んでしまったりしたような写真でも修整することが可能。写真から不要部分を自動的に切り取る「スマートトリミング」、一部を除去してその部分を周囲の色やテクスチャで塗りつぶし、目立たなくする「スマート消去」を使えばよい。人の肌のシミやレンズについていたゴミ、古い写真に入っていた折り目なども同様に消してしまうことができる。 ただし、色調やコントラストの調整は慣れるまではなかなか難しい。そんなときは自動調整機能を使おう。「Editor」にはワンタッチで自動補正してくれる機能があり、慣れない人でも簡単に補正を行えるようになっている。「カラー」「コントラスト」「露出」「レベル」の自動調整に加え、フラッシュで目が赤く写る「赤目」の修整機能もある。また、画質の劣る携帯電話のカメラで撮影した写真をきれいにする「カメラ付きケータイ自動補正」機能も備えている。 被写体を正確に再現するだけでなく、敢えて色調やコントラストを変えて、現実とはまったく別の雰囲気を作り出すということも、写真の楽しみのひとつだ。そんなときも、強力な補正機能が役に立つ。「思い通りの写真を作る」というデジカメならではの楽しみが、これで実現できる。 ■写真がもっと楽しくなる、豊富で多彩な加工機能
写真をアルバムにまとめるのはもちろんのこと、自分で撮影した写真を使ってポストカードやカレンダー、CD/DVDのラベルやシールを作る。趣味や楽しみの世界だけではなく、名刺やポスター、チラシのようにビジネスツールも作れる──アイデア次第で用途はさらに広がるに違いない。 「Editor」には、そんな「作品」作りをサポートする素材やテンプレートが豊富に用意されている。写真にセピア(アンティーク)/モザイクなどの効果を適用したり、油彩画/水彩画/クレヨン画風などにしたりできるフィルタが約200種類揃う。写真の輪郭をぼかしたり、スタンプやマーカーで輪郭をつけたりする機能もある。さらに、ポストカードやカレンダーのためのテンプレートが1,300種類、素材として使えるクリップアートに至っては2,700種類もある。 また、複数の写真を結合して1枚のパノラマ写真を作る機能もある。雄大な景色や視点の移動を1枚の写真に収めることも思いのままだ。そのほか、画像に「スピン」「はねる」「回転」「スクロール」といったアニメーション効果を適用することも可能。アニメーション画像でWebサイトを飾ったり、電子メールで友人に送ったりするのも楽しいだろう。 ■できあがった作品は、さまざまな形式で出力して楽しめる
印刷テンプレートも多彩。写真プリントはもちろん、フォトコラージュや名刺、はがき、宛名ラベル、CD/DVDやFD/MD/MOラベル、メディア用ラベル、ネームラベル、写真シールなどが用意されている。テンプレートの選択は、用紙の分類からも、用紙メーカーからも行えるので、わかりやすい。 1枚の用紙に複数の画像を印刷するときには、裁ち落としを使うことができる。裁ち落としとは、用紙の端に余白ができないように印刷する方法のことで、例えばラベル印刷を裁ち落としで行うと、画像はラベルの端からはみ出すように印刷される。したがってラベルを用紙から剥がしたとき、ラベル面には余白が残らず、見た目にきれいに印刷できるというわけだ。 加工などを施した写真は、ファイル保存することももちろん可能。個々の写真を画像ファイルとして保存できるだけでなく、複数の写真をストーリー仕立てにした「フォトストーリー」形式でも保存できる(Windows XPとWindows Media Player 10以降が必要)。フォトストーリーは、写真にナレーションやBGMをつけて保存できるもので、家族旅行の記録、子どもの成長記録などを物語風にアレンジして楽しめる。フォトストーリーはVideo-CDに記録できるので、さまざまなDVDプレイヤーで再生することが可能だ。
1本でデジカメにまつわることのすべてができてしまう、それが「Microsoft Digital Image Pro 2006」だ。 多機能・高機能ぶりは当然のこととして、特筆すべきはその扱いやすさ、使いやすさ。基本的にエクスプローラの構成を踏襲したインタフェースで統一され、初めてでもまるで違和感なく使える。実際には二つのプログラムからなる統合ソフトだが、なかなかうまく連携が取れており、それを意識することはあまりない。 「おもちゃ」というと語弊があるのだが、デジタルカメラはパソコン、携帯電話と並んで、近年私たちが手に入れた最高の「おもちゃ」のひとつだと思う。それまで銀塩のカメラにはあまり興味を持たなかった人にとって、写真がグッと身近なものになったこともある。そしてなによりデジカメ(デジカメ写真)は、思い切り遊べるのである。好きなように自分の作品を作ることができるのだ。 「Microsoft Digital Image Pro 2006」には、デジカメを楽しむ機能のほとんどすべてが入っている。あとはあなたが自分の思いを形にするだけだ。 (土屋 佳彦)
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