プロレジ - RootPro CAD Professional -

■ アドイン、スクリプト、マクロ記録でカスタマイズ

RootPro CAD Professional では、アドインと呼ばれる拡張機能を追加することができます。アドインを自分で作成することにより、独自の機能を追加したカスタマイズも可能となります。

アドインのほかにも、スクリプトを作成して実行することで、RootPro CAD の作図編集、設定、印刷などのさまざまな処理を簡単に自動化することができます。スクリプトは、プログラミング言語 C# で記述するファイル拡張子が .csx のテキストファイルで、メモ帳などのテキストエディタを使用して簡単に作成することができます。

また、スクリプトウィンドウでは、スクリプトを直接入力して一行ごとに実行できます。 RootPro CAD の画面内で簡単にスクリプトの動作を確認したり、RootPro CAD API を試したりすることができます。

Excel のようなマクロ記録も搭載しています。繰り返し作業を自動化するために、さまざまな操作をマクロ記録して再生実行できます。マクロのコードを確認することで API の仕組みを理解しやすくなります。

■ 充実した作図機能

1 つの図面内に複数の用紙を作成可能

実寸の図形を異なるスケールのレイアウト (部分図) を複数作成して用紙上に配置することができます。
また、用紙を複数追加できるので、さまざまなレイアウトで印刷することが可能です。

部分図概要

コマンドウインドウで豊富なパラメータを入力

コマンドに必要なパラメータがリスト表示され、それぞれのパラメータを指定するだけで図形を作成することができます。パラメータの入力順序も任意で指定できます。コマンドによっては、いろいろなパラメータの組み合わせが用意されていて、キーボードやマウスで切り替えることができます。

各パラメータには補助入力機能があります。
たとえば、[角度線コマンド] では、角度パラメータを入力する場合、2 点角度、3 点角度、図形角度、のほかに図形相対角度を入力することができます。

また、入力欄は、四則演算の入力にも対応しています。

ビューコントローラーで作図画面を自由にパンニング

作図画面を自由自在にパンニング、指定領域の拡大・縮小、ポイント表示、画面登録するなど、RootPro CAD だからできる軽快な操作感を提供します。
精密な図面だからこそ、編集中の図面の表示範囲を登録しておくことで、効率のよい作図編集が行えます。

作図原点や仮想交点スナップなど、スピーディーに作図するための補助機能も充実

任意の位置に原点を決めて、作図を行えます。

[ 端点スナップ ]、[ 中点スナップ ]、[ 中心点スナップ ]、[ 等分割点スナップ ]、 [ 水平垂直線 ]、[ 図形延長線 ]、[ 図形垂線 ] など、スナップ機能が充実しています。


中点/等分割点	端点	中心点

水平垂直線	図形延長線	図形垂線

寸法機能の充実

基本的な寸法機能に加えて、直列寸法、並列寸法、累進寸法機能を搭載。幾何公差図形や C 面取寸法も作成できるようになりました。


直列寸法	並列寸法	累進寸法


幾何公差	C 面取り寸法

図形の検索機能

各図形に属性を設定しておくことで、[図形の条件選択] より、属性による図形の検索が可能になります。

単位表記機能

各エディットコントロールやコマンドパラメータにメートルやインチなどの単位を入力して表記することができます。また、三角関数や四則演算も含めた計算式の入力が可能です。
たとえば、1 メートルの線を描きたいときに、コマンドウインドウの長さパラメータに「1m」と入力するだけで、 1 メートルの線を描くことができるようになりました。

■ レイヤの多階層管理で複数のレイヤをまとめて操作できる

レイヤには、[編集可能] ・ [表示のみ] ・ [表示しない] といった状態や、そのレイヤで図形を作成する際に用いる図形の色、線種、線幅の設定、隠しレイヤ（一時的に非表示にする）や印刷（印刷する・印刷しない）の設定を行うことができます。

表示順序もレイヤツリー上でレイヤをドラッグ＆ドロップするだけで変更できます。更に、グループを作成して、その中に複数のレイヤをまとめることができます。グループの中にグループを作成することも可能です。

また、各グループのレイヤごとに一覧表示することができ、詳細表示の場合、各レイヤの属性が一目で確認でき、まとめて設定を変更することも簡単に行えます。

レイヤ一覧の詳細表示



	■ 充実した各種図形設定

寸法は 13 種類の矢印タイプをはじめ、寸法値、付加文字列、許容差、色・線幅・線種などを細かく設定することができます。

ハッチングは、塗りつぶし、53 個のパターン、図形を自由に組み合わせるユーザ定義パターンを選ぶことができます。また中抜きハッチングも作成することができます。さらに色には透過性を持たせることができるためハッチングの下の図形を見ることができます。



	■ 高変換率のデータコンバータ

AutoCAD の DXF/DWG ファイル (AutoCAD 2018 ～ R13 形式)、CALS/EC で CAD 図面データの標準ファイルとして採用されている SXF (SFC/P21) ファイル、JW_CAD の図面ファイルなど、異なる CAD の間で一般的に流通している CAD 図面ファイルの読み込みが可能、既存の図面データを有効に活用できます。
AutoCAD の DXF/DWG ファイルのペーパー空間読み込みにも対応しています。
RootPro CAD Professional は DXF/DWG、SFC/P21 をはじめ、Jw_cad の jww ファイルの書き出しに対応、取引先への図面ファイル提出をスムーズに行えます。